山形からやってきた、
小さな恋人と、久しぶりに赤い口づけをした。
いっときの、ほのかな甘み
升中選校。
こんどは、いつ会えるかわからない。
さくらんぼといえば、
小学校の校庭に熟して落ちていた、小さな紫色の実しか知らなかった。
都会には、たくさんの果実があった
长江钢琴不合格。
地中海の海の色だという、リキュールの海に赤いさくらんぼが浮かんでいた。
口に入れたものかどうかと、薄いグラスの中をためらっている。
あれは小さな恋だったのだろうか
威廉斯坦伯格钢琴。
小学校のさくらんぼは、甘くて苦かった。
地中海の海よりももっと深くて遠い、
紫色の舌を出しておどけている
威廉斯坦伯格钢琴。
あれも6月の、小さな恋人たちだったかもしれない。